ESSAYS 
 


調布市都市計画マスタープラン

昨日調布グリーンホール小ホールで行なわれた都市計画マスタープラン発表会に行ってきました。

このマスタープランは公募で集まった「調布まちづくりの会」の人たちが中心となって市役所とともに2年間の活動を経て作ったもので、今後の調布のまちづくりの基本方針となるものです。 参加者はざっと80人程度、まちづくりの会や市役所職員、ポスターを見てきたという人もいたようです。全体は2部構成で第1部はまちづくりの会の人たち(一市民として参加している市職員もいます)によるマスタープランの説明。まずは調布市を東西南北の4地域に分けて、実際のまちあるきを通して感じた各地域の特徴の紹介がありました。その次に調布市全体に6つのキーワード(動く・憩う・福祉・守る・住まう・合意形成)を設定してそれぞれの視点から調布の現在と今後のあるべき姿が話されました。 内容的には各キーワードがどのように設定されたかなど不明確な点もありましたが全体としては、あまり流暢とは言えない発表者の方々も含めて笑いを交えた和やかなものでした。
マスタープランは例えば「みんなにとって住みやすいまちづくり」といった感じのかなり抽象的な内容ですので、異論の出ようが無いと言うのが実状かもしれません。

第2部は合意形成を除いた5つのキーワードのもとに各参加者が集まり、分かれてワークショップです。とは言っても時間は約30分、意見を出し合ってお終いという程度でした。具体的に何か結論を出すというよりは、こんな感じで今後もまちづくりの会をやっていきますので是非参加して下さい、というデモンストレーションが目的だったのではないでしょうか。
僕は「動く」というテーブルについたのですが、ここでは主に歩行者の空間の話が行なわれました。歩道を広げて欲しい、電柱を撤去して欲しいといった意見が多かったようです。ただし、そこではそれにかかる費用や立ち退きの問題などは考慮されていないのが残念です。僕は地図を設置できないかという提案をしました。歩道を広げて歩き易くするのも、もちろん、将来的には考えなければならないことですが、今出来ることという意味で比較的歩き易い道はどこにあるのか、今自分が歩いているのはどこなのか、ということを明示する地図を、新たに建てるのではなく住宅の塀などに付けられないかという提案です。電柱についている住居表示と合わせてもいいかもしれません。

今後のまちづくりの会はもう少し具体的な方向に入っていくと思われます。利害関係を乗越えて何が提案できるか、これからが本番です。

1998/05/31

これはまちづくりの会の公式な文章ではなく文責は筆者にあります。