ESSAYS 
 


デジタルカメラ購入記

昨日デジタルカメラを購入しました。

普段の生活ではそれほど石橋をたたいて渡る派ではないのですが、電気製品やコンピューターなどは出始めの頃よりも、その技術が一般的になり各社から出るようになってからでないと手を出さないことが多いようです。買った後でその規格が無くなったりうんと安くなったりするのがいやなのかもしれません。

最近のデジタルカメラはおおよそ3つのグレードに分かれているようです。「メガピクセル」と呼ばれる画素数100万以上のもの、VGAと呼ばれる35万画素のもの、そしてその中間の80万画素程度のものです。デジタルカメラで撮った写真は細かい点の集合で出来ていて、「画素数」というのはその点が1枚の写真の中にいくつ入っているかということを示すわけです。その中で僕が買ったのはFUJIFILMのCLIP IT 50という製品で、35万画素のものです。

店頭に置いてあるメガピクセル機種の印刷サンプルを見ると、サービス版程度のサイズなら普通のカメラで撮った写真と区別がつきません。しかし、これはあくまでも熱昇華型といういわば専用のプリンタを使った場合で僕が持っている程度の720dpiのプリンタではそうはいきません。そこで今回はその辺は、印刷はしない、画面の上での使用に限定する、と割り切って35万画素の低級機種を購入したわけです。画面の上だけならこれで十分、いや、データが小さい分むしろ扱いが楽でもあります。

使ってみて驚きました。別の機種ですが、友人がかなり使いこなしているを見ていたので大体の予想はついていたのですが、普通のカメラとの決定的な違いはその手軽さです。最近は写真フィルムも現像代も信じられないほど下がっていますし45分間現像所も珍しくありません。それでも日常的に何枚も写真を撮る人は余りいないと思います。デジタルカメラはカメラというよりもメモ帳に近いのではないでしょうか。例えば、雑誌を見ていておもしろそうな展覧会の記事があった、カチャ。喫茶店に入ったらきれいな椅子が置いてあった、カチャ。本屋で気になる写真集を見つけたが今日は持ち歩きたくない、カチャ。という具合です。1.8インチの液晶モニターが付いているので、いちいちコンピューターに取り込まなくても内容を見ることが出来ます。

残念ながら、まだポケットに入るという大きさではありませんが(CLIP IT 50は110x77x33mm)、かばんの中にひとつしのばせておくと面白いツールになりそうです。このホームページでもこれを使って「(仮称)調布の建築」というページを作っていく予定です、お楽しみに。

1998/06/27